外国につながる子ども・保護者のための在留資格説明会を開催しました。
12月13日、そして3月25日に外国につながる子ども・保護者のための在留資格説明会を行いました。IKUNO・多文化ふらっとでは多言語相談窓口や子どもの学習サポート教室を実施しています。その経験を通して外国につながる子どもや保護者が自身の在留資格について“今”の“正確”な情報が得られ、疑問や不安を解消したり長期的な視野で対策を考えたりできる場が必要ではないかと考えて生まれた企画でした。

専門家である行政書士の方を講師に迎え、12月は中国語と日本語、3月はネパール語と日本語で行い、それぞれ7名、9名が集いました。12月の参加者はほぼ保護者だったので、保護者自身の在留資格が子どもの在留の状況にどのような影響を及ぼすか、子どもたちが日本で安心して希望する道を進めるようにするためにはどのようなことが必要なのかなど、保護者の視点に立った情報提供と相談が主な内容でした。一方3月は高校生の参加も多かったので、来日時の年齢によって、在留資格の変更のルートがどのように違うのか、進学や就職のときにはどのような選択肢があるのか、それぞれのメリット・デメリットなど子どもの視点に立った情報提供と質疑応答が中心でした。
それぞれ想定していたより少ない参加人数で、当事者の方に届ける難しさを感じる一方で参加された方一人ひとりが、直接専門家に“わたしの場合”について尋ねることができる機会はこれまで多くなかったようで、質問が矢継ぎ早に出されて、熱量の高さがうかがえました。コミュニティのことをよく知る通訳の方からは「非常に大事な取り組みで、たくさんの人に聞いてもらいたい」、また参加者からは「不安に思っていたことが聞けた」「将来を考える上でとても参考になった。来てよかった。」との感想が聞かれました。
