猛暑が続く中、7月22日(土)、23日(日)の2日間、いくのパークで「第3回いくの万国夜市」(以下「万国夜市」)が開催され、約2,000名の地域・市民の方々が参加しました。主催はNPO法人IKUNO・多文化ふらっと、株式会社RETOWN。この日は、いくのパークで養生中であった天然芝生も入場が解禁され、家族連れで参加した子どもたちも多く、裸足で歩き回ったり、走る姿もここかしこで見受けられました。大人も思い思いに芝生に座り、ライブや多国籍料理を楽しみながら歓談する風景がとても印象的でした。
「万国夜市」は生野区の夜のまちの賑わいをつくりだすとともに、外国ルーツの人々と地域の日本の人々が、多国籍料理や音楽、アートなどを通じて、自然と出会いと交流の場を作ることで相互理解を促すことを目的に開催されています。とくに、「食を通じたまちづくり」を企業理念に掲げるRETOWNは、将来的に外国ルーツの人々の飲食店舗の出店を通じて就労の機会を増やし、また生野区の地域経済の結成化につなげようと考えています。
この日の多国籍料理の屋台村では、ベトナム、韓国、インド、台湾、スーダン、ジャマイカなどの店舗が22日には20店舗、翌日には18店舗が出店しました。テナントとして入るクラフトビールの醸造会社「MARCA」が製造した、トウガラシビール「いくのIPA」も初めて販売されました。多文化ふらっとからも、市民農園のマザーファームとして日頃からお世話になっている富田林の「ひまりえん」さんと共同で「農園ぐるぐる×ひまりえん」を出店し、焼き野菜と赤しそジュース、夏野菜の販売を行いました。多文化ふらっと単独でも多国籍ジュースなどの「ドリンク屋さん」を出店しました。ステージでは2日間、16時から2時間、K-POPダンスやギター演奏、レゲーソングなどが披露され、18時からは音量に配慮したBGMの音楽を流すなど全体進行にも工夫をしました。
今回、初めて夕方からの万国夜市を単独開催しました。想定より子どもたちも大勢参加していたこと、駐輪場も満杯であり、地域の方々や家族連れにも「万国夜市」が定着しつつあることを実感する機会となりました。今後は、10月28日(土)、29日(日)に、いくのクロッシングフェス2023/第4回いくの万国夜市を開催する予定です。また気軽にお越しいただければ嬉しいです。