日本国際理解教育学会シンポジウムに登壇しました!
「誰ひとり取り残さない」地域共生──IKUNO・多文化ふらっとが描く未来
2025年6月28日、同志社大学で開催された日本国際理解教育学会第34回研究大会シンポジウム「『みんなちがってみんないい』を問い直す」にて、当法人理事・事務局長の宋悟が話題提供者としてゲスト登壇し、国籍や文化背景の違いを超えて地域を編み直す実践について報告を行いました。
報告では、「いくのパーク」運営を軸に展開される各事業が紹介されました。学習支援、多言語相談、こども食堂の運営、図書館や農園による居場所づくり、防災拠点としての整備、多文化フェスタなど、地域住民同士の関係性を編み直す取組みとして位置づけられていることを、写真の提示とともに紹介しました。特に、「支援する/される」という非対称な関係性を超え、誰もが関われる主体的な地域づくりの重要性について強調しました。
多文化共生を単なる理想ではなく、生活に根差した現実として提示した発表は、国際理解教育が抱える課題と可能性に具体的な示唆を与えるものとなりました。
