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多文化イベント「教育×e-sports×

多文化共生 in 生野」を開催!

· 連携・協力,セミナー・シンポ,こどもみらい事業

 

大阪市生野区にある公立中学校を舞台に、地元の中学生と外国ルーツの留学生・日本で暮らす外国ルーツ青少年たちによるe-sportsを通じた多様な交流の場がつくりだされ、多文化共生のまちづくりに向けたいくつもの「つながり」が生まれました。   

今回の多文化イベントは、「自らの考えをもって行動する力、グローバルな視点を育て、将来の地域人材の育成につなぐこと、そこから生野のまち、多文化共生のまちづくりにつなぐ」ことを目的に、大阪市立新巽中学校で開催されました。11月20日(土)の午前8時30分を皮切りに昼食をはさみ16時まで以下の3部構成で実施されました。   

〈1部〉:しんたつGOあらうんどⅡ(土曜授業:多文化・交流プログラム) 

〈2部〉:しんたつ、勝手にUber Eats!(イベント:昼食) 

〈3部〉:生野で、勝手にe-sports大会(イベント:脱獄ごっこ大会)   

〈2部・3部〉は、NPO法人IKUNO・多文化ふらっと、韓国大阪青年会議所が主催し、新巽中学校、ロート製薬株式会社、株式会社スポーツタカハシ、近畿大学国際学部岡崎ゼミ、生野区役所が協力という、市民・企業・行政の各セクターによる協働で実施されました。   

■しんたつGOあらうんどⅡ(土曜授業:多文化・交流プログラム) 

〈1部〉は同中学校の土曜授業の一環として全校生徒約230名と、他の高校や大学に在学する韓国、中国、ベトナム、インドなどの留学生や外国ルーツ青少年ら約20名が、15グループに分かれて交流プログラムが始まりました。近畿大学の学生がアイスブレイクのゲームを主導する中、参加者の緊張をほぐしていきます。中学生たちは学年を越えた縦割りのグループ分け、そこに大学生や外国ルーツの留学生、教員が加わり、廊下には地域NPOの大人も顔をのぞかせます。そのシーンだけでも多様性あふれる空間と時間であることが分かります。   

新巽中学校の生徒から英語での学校紹介のビデオ上映、続いて日本の中学生に人気のあるものや最近ハマっていることなどについて各自が3分ほどのプレゼンをしていきます。各教室では真剣に耳を傾ける姿や、ときおり弾けるような笑い声や歓声も聞かれるなど、交流が深まっていく様子も随所に垣間見えました。同校生徒のプレゼン力の高さやオープンマインドな雰囲気が、ひしひしと感じられました。留学生らの自己紹介や、囲んでのフリートークの時間でも心地よい空気が各教室を包み込んでいました。   

■しんたつ、勝手にUber Eats!(イベント:昼食)/生野で、勝手にe-sports大会 

〈2部〉のイベントは「食」を通じて「つなぐ」をテーマにした昼食。イベント参加者全員に多国籍料理弁当「輪弁当」(写真)が提供されました。ワンプレートに8か国の料理が盛り付けられています。 

生野区などで運営されているお店からの協力もいただきました。アレルギーや宗教上の理由なども配慮した日本食の輪弁当も用意されるなど細やかな工夫も。食事の企画準備・広報活動をはじめ今回のイベント全体を通じて韓国大阪青年会議所メンバーの熱意と実行力は素晴らしいものでした。 

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〈3部〉のe-sports大会~ゲームは文化を越えられるか~では、総勢約100名が参加・観戦。最初に主催者挨拶に立ったIKUNO・多文化ふらっとの森本宮仁子・代表理事は、「誰もがここにいていい、そんな多文化共生の生野区のまちづくりのきっかけになるように」と呼びかけました。続いて、韓国大阪青年会議所の林璋鎬会長も「創立50周年を迎えた今年、すべての人が活躍できる多文化共生社会の実現に貢献していきたい」と力強く述べました。開会式の最後に、新巽中学校の生徒から、「ゲームは悪なのか」をテーマに、自分たちが考える「e-sports×多文化共生」について説得力あるプレゼンも行われ、会場から大きな拍手を受けました。3部からは泉佐野市の中学校の生徒も参加し交流を深めました。   

ゲーム「脱獄ごっこ」は、各チームに分かれリーグ戦・トーナメント戦で行われました。本格的な実況も行われ、勝敗が決するたびに各テーブルで大きな歓声が起こりました。会場に姿を見せていた山口照美・生野区長も途中で近畿大学生チームに合流。そのテーブルの周りには人だかりができ雰囲気は最高潮。ゲームを通じて、異なる国籍や世代や年齢などの違いをまたいで、ひとつになれた時間と空間がそこにはありました。   

■大阪市生野区が今、本当に面白い。 

こうした経験の積み重ねが、とくに次代を担う若い世代の多文化共生の「感度」を育て、磨いていく機会となります。今回のイベントは、生野区の多文化共生のまちづくりに向けた希望を抱かせてくれました。同時に異なる文化的背景・世代、職種、セクターなど多様な人と組織による横断的で共創的な取り組みの可能性を「見える化」した取り組みとなりました。1+1=2ではなく、1+1=10になりえるとう実感。多様性がイノベーションの源泉であるという確信。参加した人が「次にまた仕掛けたい」「自分にも何かできるのでは」という何かに挑戦しようとする新たな気持ちを抱かせるイベントになったのではないでしょうか。変化の予兆、大阪市生野区が今、本当に面白い。 

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