4月26日、IKUNO・多文化ふらっとのこども食堂~おにぎり・てんこもり~では、かまどベンチで野外調理を行いました。
~おにぎり・てんこもり~は、毎週土曜日12~14時に開催しているこども食堂です。その名の通り、具だくさんのおにぎりを握ってお汁やおかずと一緒に食べます。小学生~高校生までの子どもたちが、昼ご飯を食べに来ています。地域の保護者や社会人など約10名の“おにぎりパートナー”に支えられ活動しています。
かまどベンチは、2022年に有志によっていくのパークグラウンドに作られました。普段はベンチですが、座面の板の部分を取り外すとかまどとして使うことができます。

この日、いつもより早く集合した子どもたちとおにぎりパートナーの面々は、火起こしと買い出し、おにぎり作りに手分けをして、作業を始めました。いつもあまり調理に興味を示さない低学年の子どもたちもこの日は張り切って参加してくれました。
低学年の子どもたちは、まず、火を起こすための小枝を小さな子どもたちと一緒に集めてくれました。
「あれ、スプーンがないな」とかまどの前でおとながつぶやくと、
「スプーンがないぞ!」「スプーンを取ってきて!」と何人かで連携して調理道具をそろえてくれました。

醤油をつけてかまどで焼いた“焼きおにぎり”は絶品!ついつい、いつもより食べ過ぎてしまいます。
お味噌汁もいつもと違う寸胴鍋で炊くとなんて美味しいんでしょうか。
たくさん食べた後、お待ちかねデザートのマシュマロとポップコーンが登場すると、子どもたちから歓喜の声が上がりました!
「マシュマロを上手に焼けるかな?」おとなが言うと、「私、上手だから焼いてあげるよ」と大張り切り。
ポップコーンの味付けをしてくれるのは中学生です。しっかり小学生の意見を聞きながら進めてくれます。

この日は地域に住むベトナムルーツの保護者も参加してくれました。いつも、とても素晴らしい手際でこども食堂を支えてくれるメンバーです。
今年の春はたくさんのベトナムにつながるおとなたちがこども食堂のボランティアに関わってくれ、とても嬉しく過ごしています。おとな同士の交流も進むかまどベンチのお昼ご飯でした。
